エラッタ今北産業 7月版
(3行とは言っていない)
どうも、しおころです。
試験も無事死亡したところで、また通常運転に戻っていこうと思います。
1発目はエラッタの話。
©️SEGA
今回のエラッタがこちら。効果はこちらの画像を参照していただきつつ、今回は自分なりに環境への重要度順に並べて語ってみたいと思う。
★☆☆:環境への影響は比較的低いと思われる。
・ランブルアリゲーター
うん、だからなんだ??って感じ。正直場持ちの悪さはあんまり変わらず、ゲージを食わせてまで生き残らせる価値をボクには見いだすことができない。よしんばこういう系統のカードを使えと言われたら、1cp高くてもいいからマルバスを使います。
・オークション
要はゲージ貯めればいいんですよね??キルターンが1ターン遅くなっただけ。むしろオークション使用時に余った紫ゲージを好きなことに使えるようになった分性質が悪くなった可能性すらある。
特に使用感は今と変わらずこのエラッタが適用されても採用率が落ちることはまずないと思うので★1評価にしました。
★★☆:エラッタ後の環境次第では思いもよらぬ影響を与える可能性がある。少なくとも今後のデッキビルドにおいて既存のカードの中にこれらのカードが選択肢に入る事は大いにあり得る。
・繁栄の対価
伏犠、マーヤ、ハーピー、ラーを問答無用で落とせるようになった。どのユニットも戻そうにも戻せなかったり、戻すとやっかいなユニットばかりであったため、戻すことなく破壊できるのは大きい。これでハーピーにデススピを使う必要は無さそうだ。
・人参畑のミミ
これまでは加護か破壊耐性のどちらかしかつかなったため、加護がついても全体除去、破壊耐性がついてもリリス等バーンが入って何もない、ということが採用率の低さにも影響していたが、両方一気につくとなると話は別だ。まずジョカ、サリエル、イザナミ等の破壊による除去に強くなり、聖少女ブリギッド、太陽神ラー等の選択系にも強くなる。かといってトリガー2枚を相手に引かせるというのも困りものだ。選告アビリティなので選ぶのは使われた側だが、これまで以上にキツい選択を強いられることになりそうだ。
・デスワーム
スピムがついたことでいわゆる、“紫版レイアシリーズ”になった印象。効果範囲は狭まったが、紫は除去には困らない色なので、高コストユニットを焼きつつデスワームで仕掛けていくという動きも十分可能である。
しかし、ボクはそれとは別の可能性を見ている。そう、効果のエラッタで忘れがちかもしれないが、今回のエラッタでこのユニットは“2cpスピム持ち”になったのだ。これは非常に優秀な要素の一つである。既存のカードでは“ジャックザリッパー”が筆頭に挙げられるが、今後こういったカードと“ピン積み枠”を争うことになるかもしれない。
・海賊王女シャーロッテ
可愛いSRユニットはハズレなし…だったのだが、実装当時このユニットはその限りでは無かった。しかし、今回の修正により、大JKの早撃ちがより現実的となった。除去して点を取りつつシャーロッテでヘイスト、5点取り切ってヘレスカでマチあり、という新しい形の紫デッキが出来るかもしれない。ただ、相手の修正値が下がったため、手放しで上方と呼べるかは微妙。
★★★:今回のエラッタで今後の環境に多大な影響を与えることが予想される。
・夜魔女王リリス
ついに来てしまったか、という感じ。だがここまでの修正は予想外だった。これだと後攻1ターン目にサーチユニットを倒すのが関の山である。今後の使用率に関して意見は様々だが、私はこのカードの採用率は落ちると思っている。コイツは自前でアサルトフレイルが出来たから強かったのだ。3000バーンを飛ばしたいだけならレーヴァテインでいいし、同じ進化で1CP安くそれなりのバーンを飛ばせるウリエルが首をもたげている。一方トリガーを割りたいならマモンもいればトリシューラもいる。最悪、割り方が似たりよったりの常夜のフレイヤでもいい。かといってデッキ圧縮のために使うかと言われると微妙の一言に尽きる。殴りに行けないのでは意味がないからだ。
この半年間、多くのプレイヤーがその身とJPを焦がされてきたが、そのリリスもついに夜に沈むこととなった。お疲れ様でした。
・氷纏いし大地の巨人、雷光纏いし炎の龍
じゃあなんで作ったしシリーズ。同系統なので一気に紹介。
まぁ1CPで既存効果が強すぎたのは分かるが、2CPでは流石に使わない。コイツらこそ効果の方を弄るべきだったんではなかろうか。巨人の方は主にブリハンや青緑ビートに採用率されていたが、これまでの“巨人やエリシである程度ハンドが返ってくるから割と無理しても大丈夫”というような胡座をかいたプレイングは出来なくなるだろう。久々に魔手環境が帰ってくることになりそうだ。雷光は替えがきかないので完全にアウト。ここまで思い切ったことをしたクセにホルスラーノータッチが気になるところではあるが、リリス弱体化も相まって2.1ex初期から猛威を振るった赤黄の比類なき強さも揺らぐことになりそうだ。
・武踏のエイラ
強そうなことが書いてあり、その実見掛け倒しのユニットであったが、本当に強くなってしまった。
まずユニットになった、というのが偉すぎる。そして戦士。何かを察してしまいそうである。バーン効果も調整が入り、5000バーンに。ミミ同様選告アビリティなので選ぶのは使われた側だが、あまりにも究極の選択である。焼かれたくないからうっかり1ペイしてそのままゲームセット、なんてことも……。こいつ自身の戦闘力も高いので、バーン対策は急務になりそうだ。ただし、返しのアトゥムにはご用心。いずれにせよ、詰めの盤面にこそ真価を発揮するユニットである。
とまぁエラッタに関してはこんな感じであろう。リリスの弱体化はあまりに大きく、並べてマモンでロックするタイプの悪魔デッキは採用率が見込めそうにない。赤単や赤黄は採用率こそ落ちるとは思うが、まだウリエルを使った天使軸に組めそうな気がしなくもないので、今後の研究次第、と言ったところであろうか。
さらに赤の弱体化により、これまで埋もれていたアーキタイプが復権しそうである。“トリガーに刺す”動きの相対的な強化により、レベコンや甘露アポビス系統のデッキがまた日の目を見ることになるかもしれない。一時期猛威を振るったイシス珍獣もあちこちで動きを見せている。
そして何より、戦士系統が環境、カードの両面から超強化。後半戦はこのデッキを中心としたメタゲームになりそうである。
エラッタは“8月上旬”だそうだが、関東予選が8/6なのでエラッタ適用はその次の週の木曜日になりそうだ。
後半戦、良いエージェントライフにしましょう
おしまい