ブックレビュー〜蒼空時雨を読んで〜
どうも、しおころです。
実は密かな趣味が読書なのですが、最近読書がご無沙汰だったのでリハビリがてら手に取った作品がこちら
メディアワークス文庫の「蒼空時雨」です。綾崎隼さんの著書。
あらすじをネタバレ含まない程度に話すと、家の前でばたんきゅーしてた訳ありの女の子と、その子を拾ったこれまた訳ありな主人公とその仲間達との恋愛模様を描いた群像劇、って感じです。
300ページぐらいの軽めの小説ですが、正直久しぶりに物を読んだので、2週間ぐらいかけてコツコツ読み切りました…。
いやー、良かったっす。「感動した!」とかではなく、ある意味王道の展開っちゃあ王道の展開だったんですが、一つ一つに綺麗事だけではない人間味があってよかったと思います。メインヒロイン、譲原紗矢ちゃんも主人公と会って精一杯頑張って生きてるって感じが年頃の女の子っぽくて可愛かったし、最後のシーンでも決めるところはバッチリ決めるって感じで。やっぱり恋する女の子は強いんだなと(わかってない)。
ただ、あまりにも人間関係が凝縮されすぎてて、そこまで繋げるか!?っていう伏線や繋がりがあったかな、と。この作品のウリの一つではあったんですが、少し無理あるやろ…って場所も…。まぁあんまりボクはそこをマイナスとは考えてないですけどね。作品自体の面白味が損なわれるほどのものでもないですし。ただ世界は狭いんだなと思いました(小並感)。
あと紗矢ちゃんをもう少し描いて欲しかった。個人的に結構キャラとして好きで可愛かったし。本人の葛藤や心情をもう少し描いて欲しかったかも。可愛かったからね!(大事な事なのでry)
キャラの描き方はどストライクでしたし、人間関係もわかりやすく、文章もすごく読みやすかったです。表紙に飛びついて自身のリハビリのついでに読みましたが、個人的には大満足の内容でした!!
興味を持った方はぜひご一読を〜
おしまい